セルスペーサ圧入加工
Technology
セルスペーサ圧入加工とは
セルスペーサ圧入加工は、精密板金加工において部材を接合するカシメ加工技術のひとつです。母材となる部材に、ボルト・ナット・支柱・スペーサーなど別の棒状部材を、プレス機械を使い圧入して接合します。母材に棒状部材が食い込んで変形することで締結されます。
タレットパンチプレスなどで母材にあけた下穴に棒状部材を挿入して圧入するため、位置決めをする必要がなく、精度が確保できます。圧入加工専用のプレス機械を使うことで通常よりも高い取り付け強度が確保できます。
また、圧入加工時の下穴に対して、不要な出っぱりやトゲを取り除くバリ取り、棒状部材の頭が出ないようにするサラモミ加工の必要がありません。加工後も表面に突起が生じないため、きれいな仕上がりになるという特徴もあります。
セルスペーサ圧入加工の方法
セルスペーサ圧入加工の方法は、母材となる部材にあけた下穴に、ボルト・ナット・支柱・スペーサーなど別の棒状部材を挿入し、プレス機械で圧入して行います。
セルスペーサ圧入加工は、次のような手順になります。
- 母材となる部材に下穴をあけておく
- 棒状部材を挿入する
- 専用プレス機械にセットする
- 圧入して接合する
ケービックの加工技術の特徴
ケービックでは、お客様のご要望に合わせたセルスペーサ圧入加工に対応しています。難加工箇所に対しても加工が可能です。ケービックのセルスペーサ圧入加工の特徴は次の通りです。
- 圧入加工専用のプレス機械を使用
- 通常より高い取り付け強度を確保
- 加工後の表面に突起が生じず、仕上がりがきれい
