タレットパンチ加工
Technology
タレットパンチ加工とは
タレットパンチ加工は、タレパンやタレットパンチプレスとも呼ばれ、板材を専用のプレス機械で打ち抜き、切断、穴あけ、成型などの加工を行う技術です。
精密板金加工では専用のプレス機械（NC工作機器）を使用し、NC制御（コンピューター数値制御）によって板材を図面通りの形状に打ち抜きます。
複数の金型を使用する場合、プログラムのデータ通りに金型を入れ替えて作業します。自動機の場合は、複数の金型をホルダーにセットでき、プログラムが自動で必要な金型を入れ替えてくれます。
NC制御で行うタレットパンチ加工は、プログラムに従って正確に板材を打ち抜くため、複雑な形状の部品も安定した精度で加工ができるのが特徴です。また、板材に熱を加えることがないため、反りや歪みが発生した場合でも修正が容易にできます。
タレットパンチ加工を行うプレス機械（NC工作機器）は現在の精密板金加工では不可欠な設備のひとつとなっていますが、専用プログラミングソフトの習得が必要、導入費用が高額、大型設備のため設置スペースを確保する必要がある、といった条件もあります。
タレットパンチ加工の方法
タレットパンチ加工の方法は、板材を置くための下の金型（ダイ/メス型）に板材を置き、上の金型（パンチ/オス型）を上から押しつけて、プレス（press：押す、押しつける）することで行います。NC制御で自動で加工され、おおよそ次のような作業手順となります。
- 生産計画を立てる
- 板材をセットする
※ ケービックでは板材をTK装置で自動搬出・集積するシステムアップを整備 - プレス機械（NC工作機器）にNCデータを入力する
- 必要な金型を金型ホルダーにセットする
- 加工を開始する
ケービックの加工技術の特徴
ケービックでは、タレットパンチ加工に対応した豊富な金型を保有しており、お客様のご要望に合わせた形状の部品加工を実現することが可能です。ケービックのタレットパンチ加工には次のような特徴があります。
- 技能を保有する技術者が在籍
- 数値制御タレットパンチプレス1級：3名
- 約3,000本の豊富な金型を保有
- 複雑な形状にも対応するタレットパンチ加工
- 複数種類の公差付きの穴加工にも対応
- 最新設備で安定した加工精度を実現
