ファイバーレーザー
よみがな:ふぁいばーれーざー
用語解説
精密板金加工では、レーザー加工機と呼ばれる工作機械で金属の板材を切断したり、穴あけ加工をします。
ファイバーレーザーは、レーザーを出力するための発振器に使用される増幅媒質のひとつです。増幅媒質には大きく分けて二酸化炭酸ガスを増幅媒質とする「CO2レーザー」と、光ファイバーを増幅媒質とする「ファイバーレーザー」の2つの種類があります。
ファイバーレーザーは、光ファイバーの中で特定の波長の光を増幅させるため、透過率や光軸のずれなど外的要因による損失が少なく、効率が良く高品質のレーザーを出力することが可能です。また、発振に必要な空間をあまり必要としないため、炭酸ガスなどを使ったバルク型のレーザーと比べると小型化を実現しています。
加工の特徴としては次のようなものがあります。
- 細く、深く加工できる
- 加工時に発生する熱による歪みが少ない
- 板材に非接触で加工できる
- 稼働時の安定性が高い
- 低ランニングコスト