アシストガス
よみがな:あしすとがす
用語解説
アシストガスは、レーザー溶接やレーザー切断など、金属の材料をレーザー加工する時に用いられるガスのことで、加工品質を確保するために使用されます。
レーザー溶接の場合のアシストガスにはアルゴンやヘリウムなどの不活性ガスを用い、溶接部を空気から遮断して酸化防止や窒化防止を図ります。
レーザー切断の場合のアシストガスには酸素や窒素などを用います。レーザー切断加工では、高速で材料の硬度に依存しないで高速切断できるため、薄板の加工が必要な精密加工では特に重要な加工法のひとつです。
アシストガス別の特徴として、酸素は、切断する速度が速く、切断面の精度が良好であることや、ガスの使用量が少なくてコストが安く済みます。また窒素は、切断面が酸化しないため、材料の金属色のままであることです。