JIS規格
よみがな:じすきかく
用語解説
JIS規格とは、日本産業規格(Japanese Industrial Standards)の通称で、日本で製造されるさまざまな製品の規格や測定法を定めた国家規格です。
産業標準化法に基づき制定されていて、日本産業標準調査会が調査審議を行ったり、関係各大臣の諮問に応じて答申を行ったりしています。
以前は日本工業規格という名称でしたが、法改正に伴って2019年に名称変更されました。
本来、製品の規格(標準)は、その製品を製造する事業者が自由に決めるものですが、法規によって定められた製品を製造する場合や、規格標準化により一定程度の秩序を保つ必要がある場合、国家レベルの技術文書として制定されます。
JIS規格では、ある製品についての統一規格を定めますが、それによって製造物の品質を保つという観点もあります。
精密板金加工に関連するものとしては、製品の精度にかかわる許容差を定めた一般的な普通公差・寸法公差(JIS B0405)をはじめ、せん断加工品向けの普通公差・寸法公差(JIS B0410)、打ち抜き・曲げ・絞り加工向けの普通公差・寸法公差(JIS B0408)などがあります。