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せん断加工

よみがな:せんだんかこう

用語解説

せん断加工とは、金属をはじめとする材料に刃を当てて材料を破断させ、必要な形状に切断する加工方法のことです。精密板金に限らず、さまざまな生産現場で用いられます。
精密板金加工では、切断、抜きといった加工工程をする際に見られます。

精密板金のせん断では、工作機械の下の金型(ダイ)の上に板材を置き、上の金型(パンチ)を押しつけてプレスします。せん断加工の過程で生じる特徴には次のようなものがあります。

  • 板材に対して上からパンチが押しつけられると、接触部にR状の「だれ」が生じる。
  • 板厚方向に、垂直に筋状の流れが見られる「せん断面」となる。
  • 板材を破断させたことで、むしり取ったような「破断面」できる。
  • 板材の下方にはギザギザの「バリ」が生じる。

だれや破断面、バリなどは品質にも影響を及ぼすため、金具などの切削工具を押し当てる際は、破断のメカニズムを考慮して適切なクリアランス(上下の金型のかみ合わせ、隙間)が必要となります。

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