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工場板金技能士

よみがな:こうじょうばんきんぎのうし

用語解説

工場板金技能士とは、金属を加工する上で必要とされる技術の習得レベルを評価する国家資格のひとつです。
「職業能力開発促進法」によって国家検定制度が規定されており、厚生労働省が所管し、各都道府県職業能力開発協会または厚生労働大臣が指定する民間の試験機関が試験を実施しています。技能検定に合格すると合格証書が交付され、「技能士」を名乗ることができるようになります。

精密板金加工業界の工場板金技能士は、工法によって次の4つに区分されています。

  • 曲げ板金作業
  • 打出し板金作業
  • 機械板金作業
  • 数値制御タレットパンチプレス板金作業

検定試験を受けるには所定の実務経験が必要で、各技能は検定の難易度によって、3級、2級、1級、特級に分かれています。
各等級で認定する習得レベルは次の通りです。

等級習得レベル受検資格に必要な実務経験
特級管理者または監督者が通常有すべき技能の程度1級合格後、実務経験5年以上
1級上級技能者が通常有すべき技能の程度実務経験7年以上
2級中級技能者が通常有すべき技能の程度実務経験2年以上
3級初級技能者が通常有すべき技能の程度検定職種についての実務経験があれば期間は不問

上の表にある「受検資格に必要な実務経験」は、学歴や保有技能によって実技試験が免除されたり、実務経験の年数が緩和されます。

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