ベンダー
よみがな:べんだー
用語解説
ベンダーは、精密板金加工を行う工作機械のことで、プレスブレーキやベンディングマシンとも呼ばれます。穴あけ加工や切断加工を施した板材を、曲げ加工(ベンダー加工)するための機械です。R曲げをはじめ、V曲げ、L曲げ、U曲げ、90℃曲げ、鋭角曲げなど、さまざまな形状の加工に用いられます。
図面通りの形状に板材を曲げるためには、ベンダー(プレスブレーキ)にセットする金型が必要です。機械の上下に金型を取り付けて、その間に板材を挟み込んでプレスします。
精密板金加工では、曲げ回数が複雑な形状や高精度な製品に加工するためには、作業する技術者の経験や力量が求められます。
近年では、NCベンダーと呼ばれる設備が普及しています。CAD/CAMを通して、板厚や曲げる角度、寸法などの加工指示をコンピューターが計算し、ネットワーク接続したNCベンダーへ情報を送ることができます。これによって作業工数が短縮し、生産性の高い加工が可能となりました。